打ち上げ花火の撮り方/設定方法とは(一眼レフ)
夜空に綺麗に映える花火。見に来た人はほとんど1枚は撮影をする。スマホで撮影する人が大半で、思ったよりも綺麗に撮れない。
一眼レフを持っている方。または綺麗に撮りたいと思っている方に、花火の撮影方法をまとめたので、この記事を読んで花火撮影にチャレンジしてほしい。
事前準備
場所取り
風向きに注意
花火の場所取りにおいて一番重要なのは風向き。打ち上げ場所に対して風下だと煙で花火が綺麗に撮れない。逆に花火に向かって風上であれば、風は花火の奥にいくため、綺麗に撮れる。
必ず風下を確保しよう。
花火大会の3~4日前から、その打ち上げ場所/時間の風向き傾向を確認できるため、調べておこう。当日の昼、場所取り前にも予報で確認し、風下の場所を撮ろう。
必要な機材
・三脚
必須。私が使っているのはHAKUBAの三脚。かなり安い。立っての使用はできない高さなので、中腰か座っての利用。
・レリーズ
必須。なんでもok。安いのでいい。
・広角レンズ
必須。撮影場所によるが、20mm~35mmの範囲をカバーできればok。20mmは有料席で打ち上げ場所が近い花火大会でカバー可能。
<20mm近場での撮影(有料席)>
・ブロアー
なくてもok。粉塵がすごいときにこまめに前玉を掃除しよう。
・黒いうちわ
不要。なくて全然撮れる。
カメラ設定(一応ニコン基準)
・モードはマニュアル
・シャッタースピードはバルブ撮影(レリーズでシャッターを押し続けている間、シャッターが開きっぱなしになる)→このバルブ撮影が一眼の強み。花火の光が広がっている間を撮影できるため、点ではなく線になる。
・iso感度は100
・保存形式はRAWデータ
・レンズフォーカスもボディフォーカスもAFではなく、MFに固定(ピントリングをマスキングテープ等で固定してもOK)
・手ブレ補正はOFF
・ノイズリダクションなし(撮影時間分だけ次の撮影ができなくなる。10秒撮影したら、次の撮影開始は10秒後となってしまうため、OFF推奨)
・アクティブDライディングOFF
・三脚に固定する時は縦でも横でもOK
・F値は16or18or22で固定。22推奨。
・ホワイトバランス(WB)晴天モード-3程度。4750Kくらい
・撮影後再生設定ON
・プレビュー画面にしておくこと(ファインダーは覗かないため)
・プレビュー画面で拡大してピント合わせも可能
撮影中
・明るいうちに会場入りし、遠く∞にAFでピントをあわせ、MFに切り替えておく。撮影中にピントがずれてしまった場合は、遠くの光にピントを合わせればOK
・最初の5分は撮影した写真を拡大し、ピントがあっているか、適切な画角か、明るさか確認すること
・レリーズ長押し時間は、スターマイン(連発花火)は3秒くらい、単発花火であれば30秒くらい(10発くらい入れる)
撮影後
編集について
・無料のGINPや有料のPhotoShopで合成処理をしてみてもいい
・色相調整で色味を大きく変えてみるといいかも
撮って出しの写真
上記の準備/設定で撮った写真。特別高い機材を使ってないし、編集もしていないが、なかなかいい感じの写真がとれる。
では。