花火撮影の設定と準備 綺麗に撮る方法/テクニック ニコンの一眼レフ

打ち上げ花火の撮り方/設定方法とは(一眼レフ)

夜空に綺麗に映える花火。見に来た人はほとんど1枚は撮影をする。スマホで撮影する人が大半で、思ったよりも綺麗に撮れない。

一眼レフを持っている方。または綺麗に撮りたいと思っている方に、花火の撮影方法をまとめたので、この記事を読んで花火撮影にチャレンジしてほしい。

f:id:limon_cello:20191214150357j:plain

 

事前準備

場所取り

風向きに注意

花火の場所取りにおいて一番重要なのは風向き。打ち上げ場所に対して風下だと煙で花火が綺麗に撮れない。逆に花火に向かって風上であれば、風は花火の奥にいくため、綺麗に撮れる。

必ず風下を確保しよう。

花火大会の3~4日前から、その打ち上げ場所/時間の風向き傾向を確認できるため、調べておこう。当日の昼、場所取り前にも予報で確認し、風下の場所を撮ろう。

 

必要な機材

・三脚

必須。私が使っているのはHAKUBAの三脚。かなり安い。立っての使用はできない高さなので、中腰か座っての利用。

HAKUBA 4段三脚 W-312

HAKUBA 4段三脚 W-312

  • 発売日: 2009/10/14
  • メディア: Camera
 
・レリーズ

必須。なんでもok。安いのでいい。

 

・広角レンズ

必須。撮影場所によるが、20mm~35mmの範囲をカバーできればok。20mmは有料席で打ち上げ場所が近い花火大会でカバー可能。

<20mm近場での撮影(有料席)>

f:id:limon_cello:20191214130419j:plain

 

・ブロアー

なくてもok。粉塵がすごいときにこまめに前玉を掃除しよう。

 

・黒いうちわ

不要。なくて全然撮れる。

 

カメラ設定(一応ニコン基準)

・モードはマニュアル

シャッタースピードはバルブ撮影(レリーズでシャッターを押し続けている間、シャッターが開きっぱなしになる)→このバルブ撮影が一眼の強み。花火の光が広がっている間を撮影できるため、点ではなく線になる。

iso感度は100

・保存形式はRAWデータ

・レンズフォーカスもボディフォーカスもAFではなく、MFに固定(ピントリングをマスキングテープ等で固定してもOK)

・手ブレ補正はOFF

・ノイズリダクションなし(撮影時間分だけ次の撮影ができなくなる。10秒撮影したら、次の撮影開始は10秒後となってしまうため、OFF推奨)

・アクティブDライディングOFF

・三脚に固定する時は縦でも横でもOK

F値は16or18or22で固定。22推奨。

・ホワイトバランス(WB)晴天モード-3程度。4750Kくらい

・撮影後再生設定ON

・プレビュー画面にしておくこと(ファインダーは覗かないため)

・プレビュー画面で拡大してピント合わせも可能

 

 

撮影中

・明るいうちに会場入りし、遠く∞にAFでピントをあわせ、MFに切り替えておく。撮影中にピントがずれてしまった場合は、遠くの光にピントを合わせればOK

・最初の5分は撮影した写真を拡大し、ピントがあっているか、適切な画角か、明るさか確認すること

・レリーズ長押し時間は、スターマイン(連発花火)は3秒くらい、単発花火であれば30秒くらい(10発くらい入れる)

 

 

撮影後

編集について

・無料のGINPや有料のPhotoShopで合成処理をしてみてもいい

・色相調整で色味を大きく変えてみるといいかも

 

 

 

撮って出しの写真

上記の準備/設定で撮った写真。特別高い機材を使ってないし、編集もしていないが、なかなかいい感じの写真がとれる。

 

f:id:limon_cello:20191214212930j:plain
f:id:limon_cello:20191214212941j:plain
f:id:limon_cello:20191214213009j:plain
f:id:limon_cello:20191214213019j:plain
f:id:limon_cello:20191214213033j:plain
f:id:limon_cello:20191214213045j:plain

f:id:limon_cello:20191214213055j:plain

 

 

では。